オーストラリアの嫌なところ

留学

こんにちは、総合医です。

今回はオーストラリアに関する嫌な所についてお話ししようと多います。

普段オーストラリアにそれなりに満足しているので、あまりネガティブな事は言わないのですが、嫌なところがないわけではないので、説明していきます。

物価

2024年1月現在はインフレが進んでいる影響もあり、物価は日本の1.5倍〜2倍程度で高いです。

スーパーでは安い物ももちろんありますが、基本的に日本のスーパーよりも全体的に高めです。

そして外食は特に高く、カフェでご飯を食べると平均して2200円程度、少し高いものであれば3000円を超えるものもザラにあります。

飲み物を頼む場合にはさらに700円くらい高いです。

現地での職が見つけられる人はまだ良いしょうが、自費で留学している人にとってこの物価の高さはかなり重い負担に感じるでしょう。

ご飯の質

カフェの話が出たので続いてご飯についてです。

多くの途上国などに比べるとオーストラリアのレストランの質は比較的高いです。

ただし、これは途上国と比べた場合で、他のご飯の美味しい国と比べるとイマイチです。

特に日本食は食べログ換算で星2.0〜2.5程度のお店が多いです。

高いお金を出せばそれなりに美味しいものが食べられますが、それでも食べログ換算で星3.5レベルが上限かなと私は感じています。(あくまで個人の主観です)

私は日本にいた時肉より魚が好きだったので、その点もこの評価に大きく影響しています。

オーストラリアでは、手に入る魚介類の種類が日本と比べると圧倒的に少なく、基本的に白身魚はスーパーではほとんどお目にかかる事がありません。

甲殻類で言えば、エビは普通にありますが、貝類はあまり美味しくない牡蠣一択で、よくてムール貝、それ以外の貝類はオーストラリアの一般的なレストランで見た事がありません。

食べ物のレベルが低いと感じる理由のもう一つは、オーストラリアがイギリスの影響を強く受けているせいだと思います。

オーストラリアのカフェで提供されている最もオーソドックスな食べ物はハンバーガー(サンドイッチ)やフィッシュ&チップスで、イギリスに旅行した事がある人にはわかると思いますが、これらはそれほど美味しいものではありません。(個人的主観です)。

オーストラリアは良くも悪くも白人の国なので、イギリスからの影響であまり食べ物の質をあげることに労力を使わないのかもしれません。

もちろんこれらは完璧な主観で、移民が増えているオーストラリアでは今後ご飯の質が改善されていく可能性は大いにあります。

テレビが面白くない

これは私が日本のバラエティ番組に慣れすぎているせいかもしれませんが、オーストラリアのテレビでは日本のお笑い番組やバラエティ番組のようなものは一切ありません。

テレビで人気のタレントをググると、朝の情報番組の司会の人がヒットしたりします。

基本的に日本のようにお笑い芸人がテレビに出たり、番組でドッキリを仕掛けたりするようなものは一切ないので、そういう番組に慣れている人にはかなり退屈に感じます。

では、オーストラリア人はどんな番組を見ているのかというと、私の周りのオーストラリア人はそもそもテレビを全く見ていなかったり、スポーツをテレビで見ている人がほとんどです。

私は日本でもスポーツをテレビで見る習慣はなかったのですが、オーストラリアで人気のスポーツがラグビー、オーストラリアンフットボール、クリケットと知ってさらに見る気が失せました。

上記3つのスポーツのどれかが好きな人にとってはオーストラリアは楽しめる国と言えるかもしれません。

街の小ささ

私はオーストラリアで1番の都市であるシドニーに住んでいますが、街の規模は東京や大阪と比べるとかなり小さいです。

大きさ的に良くて博多や仙台のような地方都市と同程度といった感じです。

そのため、娯楽はかなり限られます。

栄えている場所はかなり限られているので、有名レストランに行ってみようという話になると大体いつも同じエリアに行く事になります。

都市部での生活に慣れている人にとってはかなり退屈な場所に感じると思います。

それではオーストラリア人はどのように休日を過ごしているのかというと、大体ビーチに行ったり、国立公園でハイキングしたり自然を楽しむ過ごし方をしている人が多いです。

公共交通機関

先述した通り、街はそれほど大きくないので、電車の路線はかなりシンプルで、迷うことはほとんどありません。

なので、東京や大阪のように道に迷うという事はほとんどないのですが、線路工事がかなり頻繁に行われ、不便に感じる事があります。

日本では線路の点検や工事はおそらく夜間に済まされているのでしょうが、シドニーでは毎週末どこかの路線で線路工事のために電車が終日止まっており、代わりにバスが駅間を運行しています。

平日でも工事のために夜9時以降電車を止めてバスしか移動手段が無くなったりします。

気をつけないと初めての場所だとバスの発着場所を見つけるのにも苦労する事があるので、この点はかなり不便だなと感じています。

文化がない

オーストラリアはイギリス人が入植してからあまり時間が経っていないため、地域ごとに際立った文化があるわけではありません。

以前アボリジニと呼ばれていた先住民の方達は独自の文化を持っていたようですが、イギリス人が入植してからは彼らは先住民から土地を奪い、子供を誘拐して奴隷として人身売買をしていたので、先住民としての文化があまり残っていません。(アボリジニという呼称は、現在は差別用語とみなされているので、使用しないようにしましょう)。

そのため、先ほど食べ物の話をした時にも書いたように、オーストラリアの文化はイギリスを模倣したものになってしまい、ご当地の食べ物や観光名所はほとんどありません。

ネットで観光名所を調べると、オペラハウスなどの都市部の建物が出てきて、その後にウルル(以前はエアーズロックと呼ばれていた)が紹介されます。その後は基本的にナショナルパークなどの自然か、景色の良い道が紹介されるだけです。

そのせいか、多くのオーストラリア人は国内旅行にあまり興味を持っておらず、私の周囲のオーストラリア人はウルルにすら行った事がない人しかいません。

多くのオーストラリア人は国内旅行には興味を示さず、ほとんどの場合海外旅行に行っています。

基本的に陽キャの国

これは他のサイトでもよく紹介されていることかもしれませんが、オーストラリア人は基本的にフレンドリーな性格の人が多いです。

これは言い方を変えると、陽キャの集まりということです。

バイト先のオーストラリア人の話を聞くと、典型的なオーストラリア人の若者はルームシェアで他の人達と一緒に生活し、昼間はみんなでビーチに出かけて遊び、夜はフットボールやクリケットを見ながらみんなでお酒を飲んで盛り上がるという過ごし方をする人が多いそうです。

イメージとしては日本の地方都市にいる陽キャ集団といった印象です。

そのため日本人に多い陰キャ気質の人にはなかなか辛いものがあります。

実際私はフットボールやクリケットに全く興味がないし、夏に暑い中ビーチに行きたいとも思わないタイプの人間なので、白人オーストラリア人とは話が合わない事が多いです。

いかがだったでしょうか。

嫌な点はこれ以外にもあるのですが、大まかなものとしてまとめてみました。

日本でも地方に住んでいて、スポーツが好きな人達にとっては、オーストラリアは溶け込むのにそれほど大変な事はないでしょう。

しかし、私のようなタイプだと、オーストラリアの生活に完全な意味で溶け込むのはかなり大変かもしれません。

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