オーストラリア留学でかかる費用

留学

こんにちは、総合医です。

海外大学に留学する事を考えた時に、もっとも気がかりな事の一つが留学費用です。

昨今のインフレや円安の影響で留学費用が鰻登りになっているので、少し前の情報が役に立たなくなっています。

今回は、今後オーストラリアの大学・大学院に留学を考えている方達のために2024年5月現在での留学費用の概算をお伝えしようと思います。

学費

まず最初に気になるところが学費ですね。

オーストラリアの大学では自国の学生と留学生の間で授業料に差をつけているところがほとんどで、留学生の授業料は現地学生のだいたい5倍程度に設定されていることが多いです。

大学によって多少授業料に差があるので、各大学に分けて、日本人受験者が多いと思われる学科を選んで授業料を説明していきます。

大学ごとに授業料を載せているページのフォーマットが異なっていたので、下の表のフォーマットが異なるのはご容赦ください。

シドニー大学

まずはシドニー大学の授業料ですが、これは大学のホームページを参照しました。

(シドニー大学学費: https://www.sydney.edu.au/study/fees-and-loans/international-student-tuition-fees.html)

学科によって多少前後はするようですが、おおよそ学部生がA$52,000〜A$56,000のようです。

日本円に直すと543万円〜585万円/年となっています。(A$1 = 104円で計算)

大学院修士課程はA$53,000〜A$56,500となっていて、これは554万円〜590万円/年となっています。

メルボルン大学

次はメルボルン大学です。

メルボルン大学は授業料の一覧を表で発表していたので、対応する部分のスクリーンショットをお見せします。

参考にしたのは大学のホームページです。(参照:https://study.unimelb.edu.au/how-to-apply/undergraduate-study/international-applications/fees-and-payments)

まずは学部生の授業料一覧がこちらになります。

多くの人が興味を持っているであろうサイエンス系やエンジニアリング系の学科がA$53,500程度に設定されていて、教育学部 (Education)と芸術系学部 (Music, Visual and Performing Arts)はそれよりも安くなっていますね。

看護学部 (Nursing)もA$36,448で安く設定されていますが、看護学部以外の医学(Medicine)や獣医学(Veterinary Science)は他の学科よりも高く設定されています。

大学院のコースは以下になります。

学科ごとに細かく分かれて一覧になっていたので、志望者が多そうな学科を選んでExcelシートにまとめてみました。

CourseTuition feeDuration
Master of Marketing$39,040 1.63 years
Master of Business administration & Marketing$47,424 3 years
Master of Education$42,368 2 years
Master of Computer Science$53,792 2 years
Master of Data Science$52,256 2 years

こちらは全て授業を受けて学位を取得するCourseworkのものです。

年間の学費はA$40,000 〜 A$50,000 (416万円〜520万円)程度となっています。

博士課程の学費も学部によりますが、おおよそこの範囲に入っています。

Queensland大学

Queensland大学も学科のホームページごとに学費を掲載していて一覧がなかったので、主要な学科の学費をExcelシートにまとめてみました。

Coursetuition feesduration
Bachelor of Business Management/Commerce$48,160 4y
Bachelor of Economics$48,160 3y
Bachelor of Computer Science$51,200 3y
Master of Business Administration$91,421 1y
Master of Computer Science$51,200 1y
Master of Data Science$51,200 2y
こちらも学部、学科によりますが、おおよそA$48,000 〜 A$51,000 (500万円〜531万円)の範囲になっています。
Master of Business Administrationのみ学費が高額になっていますが、これは志願者が多いことが関係しているかもしれませんね。

私がMaster of Public Healthに留学した2021年はA$35,000程度で、その頃はA$1 = 85円程度で円安もそれほどひどくなかったので、年間の学費は日本円で300万円前後といったところでした。

たったの数年で学費が大きく変わってしまったので、これから留学を考えている方には学費は大きな問題になってしまうでしょう。

留学生保険

海外留学でかかる費用は学費だけではありません。保険も必要です。

オーストラリアでは留学生はOSHC (Overseas Student Health Cover)というタイプの学生保険に加入する事が義務付けられており、オーストラリアの保険会社であればどこでも契約することが可能です。

保険は年齢や疾患の有無、その他カバーする範囲によって値段が変わってくるので、一概にどの程度お金がかかるかは言えませんが、独身で基礎疾患を持っていない若い方でも年間10万円程度は必要になりますので、その費用も考慮しましょう。

留学準備中の方であれば、こちらのサイトでOSHCの保険の値段を比較することが可能です。

生活費

そして最後に最も大事なのが生活費ですね。

昨今のインフレによってオーストラリアでの生活費も高騰しています。

オーストラリアは特に家が足りなくなり、家賃も高騰しています。

私がオーストラリアに住み始めた2021年は月12万円前後で都心部まで通学できる範囲のワンルームに住むことができましたが、現在は月20万円以上払わないとまともなアパートに住む事はできません。

多くの学生はシェアハウスに住んでトイレやキッチンを共同で使う生活を送っています。あまりの家賃の高騰で、学生ビザの取得条件を厳しくして、これ以上の留学生の受け入れを制限しようとする法案が今年可決されたところです

物価も家賃ほどではないにしろじわじわと上がっていっています。

レストランで1回食事をすると一人2500円以上はかかりますので、月の生活費は一人暮らしでも20万円〜25万円はかかってしまうでしょう。

合計すると、節約した生活をしても年間800万円程度の費用が必要で、引越し代金や観光旅行代金を考えると年間900万円ほど必要でしょう。

家族と一緒に留学する方達は家族の分の生活費、保険代金が必要になります。

まとめ

世界情勢の変化によってインフレが続いている2024年は、先行きが見えないこともあり、あまり留学に適した時期ではないかもしれません。

しかし、それでも若いうち、持病などがないうちに留学をしておいた方が後でするよりもマシでしょう。

単身でも年間800万円程度の費用がかかるとお話ししましたが、留学生に対する奨学金が国内・国外で色々と存在しますので、留学を真剣に間んが得ている方はぜひ奨学金についても調べてみてください。

私のブログでも今後奨学金についてもまとめて書こうと思っていますので、ご期待ください。

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