これだけ世の中英語が大事だと言われて、学生時代から英語の授業を受けてきていると、世の中の多くの人が英語を話せるようになりたいと感じていると思います。
多くのビジネスマンが仕事の合間をぬって英語の勉強をしたり、英会話スクールに通ったりしていると聞きます。
しかし、その中の多くの人が陥っている落とし穴があります。
薄々気づいている人もいるかもしれませんが、多くの人はなんの疑問ももたずに英会話スクールやTOEICの学習本やその他の『○週間で英語がペラペラになる本』などに手を出してしまっていると思います。
はっきり言います。それらの教材や英会話スクールは無駄になる可能性が限りなく高いです。
その理由はほとんどの方が実際に英語を使う予定がないからです。
日本に住んでいれば英語を全く話せなくても生きていけますし、英単語を一つも知らなくてもほとんど困ることはありません。
このせいで多くの英語学習者は勉強しても、その知識や経験を生かせる場面が日本に住んでいる限りほとんどありません。このせいで英語学習に取り組む本気度がどうしても低くなってしまうのです。
ビジネスマンは自分は会社勤めをしているからなんとなくビジネス英語を勉強しておこうと考えてTOEICの勉強をしているかもしれません。
しかし、実際に自分が英語を使って働く予定がなければ、英語を集中して身につけようとする努力ができるわけがありません。
そしてビジネス英語のみ勉強していたら日常会話やアメリカのテレビ番組の英語が聞き取れるようになる事は決してありません。
結局何が言いたいのかというと、目標設定が曖昧だと獲得できる能力も中途半端に終わってしまうということです。
私も以前はただなんとなく英語が話せるようになりたいと考えて英会話スクールに通っていましたが、仕事やプライベートの用事を理由に休むことも多く、ほとんど英語は上達しませんでした。
しかし、『〇〇年○月にイギリスの大学院に留学』と目標を設定してからは英語の能力が目に見えて上達してきました。
単純に目標設定をしたことで本気度が変わってきたのだと思います。具体的な締め切りを設定することで尚更本気度が上がるため、これが私の場合功を奏したのではないかと考えています。
今までの人生でも締め切りの設定のない仕事や用事は後回しになりがちで、そのままうやむやにしてしまうことも多かったように感じます。
まずは目標と締め切りを決めることで英語学習の優先度を自分の中で高めることが一番最初にすべき最も大事なことなのではないかと思います。
ちなみにこの目標設定は『TOEICで○点とる』というような弱いものはやめた方が良いです。
『留学する』や『移住する』や『初めての海外旅行に挑戦する』などの覚悟が必要になるものの方がより力を発揮します。
そして周りの人にもその事を知らせておくことでより集中力が高まります。自分だけのルールにしておくと結局できなくてもいいやとつい思ってしまいますからね。
「そこまで追い込んで英語を勉強したくない」と思う方はそれでも全く良いと思います。趣味で勉強する分には余計なプレッシャーは逆に邪魔になると思いますので、やめた方が良いです。
ただし、成果が欲しい方や、本気で英語を使いこなせるようになりたい方であれば、まずは具体的な目標設定と締め切りを決めて取り組むことをお勧めします。
1年後に留学すると覚悟を決めて勉強を始めた人は1年後にかなりびっくりすると思いますよ。
この情報が皆さんのお役に立てることをお祈りしています。
コメント