こんにちは総合医です。
今回はオーストラリア(シドニー)の気候についてお話ししてみようと思います。
気候や天候はその土地に住む上で非常に大切な要件ですよね。
長距離の引越しを経験した事のない人にはあまりピンとこないかもしれませんが、日本国内でさえ日本海側と太平洋側で天候が大きく違い、住み心地の良さも変わってきます。
私は元々関東で育ったのですが、大学入学を機に日本海側に6年間住む経験をしました。
緯度はそれほど変わらないので、気温もそれほど変わらないだろうと思い込んでいましたが、いざ住んでみると冬の日本海側は雪が多く、そして風も強く、関東の冬とは比べ物にならない程寒く感じとても後悔したのを覚えています。
天候も太平洋側と違い、曇りの日が多く、そのせいでなんだか元気が出ないという事が多く感じられました。
6年間日本海側に住んだ結果として、私は天気の良く、日照時間がある程度保たれている土地に住まないとダメなんだとわかり、引越しをする時は天候の事も気にするようになりました。
そういった理由で、留学を考える時、なるべくイギリスには住みたくないなと心のどこかで思っていました(イギリスも雨や曇りの日が多いというのをどこかで聞き齧っていたため)
それではオーストラリアの天候はどうなのでしょうか。
当たり前ですが都市によって気候や天候は大きく異なるので、今回は私が実際に住んでいるシドニーに関して詳しくご説明しようと思います。
年間の平均気温
シドニーは晴れている日が多く、気温も比較的穏やかな事が多いです。
今現在この記事を書いているのが2022年7月で冬なんですが、1日の気温は8〜17度程度で、確かに寒くはありますが、東京や大阪と比べると朝でも多少緩やかな寒さという感じです。
日差しが強いせいか日中には気温が上がるので、日中は半袖で過ごしている人を見かけるくらいです。
日本では冬に半袖の人を見るのは沖縄か鹿児島くらいではないでしょうか。
オーストラリアの気象庁のデータによると、シドニーの夏は最高気温が26度程度で、東京よりも暑くありません。
そして夏でも湿度が日本ほど高くないので、日本のジメジメした夏と比較すると、かなり快適な夏です。
シドニーに留学が決まり、アパート探しをしている時にエアコンなしの部屋が学生寮である事に驚き、「誰がこんな部屋を選ぶんだろう?」と不思議に思いましたが、実際住んでみるとエアコンを使わなくてもそれなりに快適に過ごせる事がわかりました(もちろんエアコンの代わりに扇風機は必要かもしれません)。
ただ、オーストラリアはオゾン層が破壊されているので、日差しがかなり強く感じられます。
そのため、日の当たる場所に長くいると流石にかなり暑く感じます。
そして日焼け止めとサングラスは必須です。
私は日本ではサングラスをする習慣はありませんでしたが、紫外線から目を守るためにサングラスをつけるように友人から強く勧められ、現在では晴れている日は冬でもサングラスをするようになりました。
降水量
シドニーの降水量は日本に比べると少なめで、晴れの日がとにかく多いです。
降水量も毎月100ミリ程度で、東京の冬と同じ程度です。
そしてシドニーは日本の梅雨や東南アジアの雨季のような季節がなく、雨ばかりが続いてうんざりするような事はほとんどありません。
ここまで書くと晴れの国という印象を持ってしまいますが、最近、特に2022年は少し様子が違うようです。
3月に2週間程雨が続いていた時期があり、降水量も多かった事でシドニーのあるニューサウスウェールズ州の一部で洪水被害が出ていました。
7月にも1週間雨が続き、一部雨足が強くなり避難勧告が出されていた地域が見られました。
地球温暖化のせいなのかは不明ですが、もしかすると少しずつオーストラリア近辺の気候も変化してきているのかもしれません。
台風
日本では夏から秋にかけて台風が直撃する事がありますが、シドニーでは台風が直撃する事はほとんどありません。
赤道付近でできた台風も流石にシドニーまで勢力を保って移動してくるのは大変なようですね。
ただし、台風後に発生する熱帯低気圧や、台風とは関係のない大雨、強風の被害を受ける事は少なくないとオーストラリア気象庁のデータから報告されています。
そして先ほども言ったように、ニューサウスウェールズ州は2022年7月までにすでに複数回洪水被害に遭っており、台風が直撃しないからといって決して安心できるような気候ではないという事は知っておかなければなりません。
今後排水構造の改善がなされるのかもしれませんが、中心部から離れると洪水の被害に遭う確率が高くなっているようなので、留学や移住を考えている場合、初めはシドニー中心部に近い場所に住んで様子を確認する事をお勧めします。
いかがだったでしょうか。
日本のジメジメした夏や、乾燥がひどい冬にうんざりしている人にとってはシドニーは最高の土地だと思われたのではないでしょうか。
天候や気候だけを考えて留学先や移住先を決定する事はないとは思いますが、一つの判断材料として考慮に値するのではないでしょうか。
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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