学生の人だけでなく、社会人でも仕事に関係した学習や資格試験の勉強などを続けている人はいると思います。
もっと効率的に勉強ができればいいのにと思っている人も多いかと思います。
私自身はこれまで医学部入学試験、大学での進級試験、卒業試験、医師国家試験といくつもの試験を乗り切ってきたため、次第に効率的な勉強の仕方や、どうすれば長時間集中して勉強ができるのかがわかってくるようになりました。
今日は勉強がうまくできるようになりたいと考えている人のために、勉強のコツをお伝えしたいと思います。
勉強する上で重要なこと
勉強する上でまず大事なことは、自分に自信を持つ事です。
特別な障害を抱えていたりしない限り、基本的には勉強は行った分だけ学力は伸びます。
全国模試で1位をとったり、数学オリンピックで入賞するのは難しいかもしれませんが、医学部入学程度であれば勉強を効率よく行えれば誰にでも可能だと思っています。
私も高校までは偏差値50程度の普通の公立の学校に通っていました。高校3年生の春に医学部入学を目指し始め、当時全国模試偏差値30台だったところから2浪して国立大学の医学部に入学しました。やった分だけ結果がついてきたという訳です。
大事なのは自分でも勉強を続ければ望んだ結果が得られると自信を持って続けることだと思います。
勉強を長時間続ける方法
勉強をしっかりと行う上でまず大事なことは、やはりある程度の量はこなさなければならないということです。
自分にあった勉強方法を確立したり、学習の効率をよくするためにはある程度試行錯誤する必要があります。
他人が成功した方法が必ず自分にも当てはまるという事はないため、やはりある程度自分で色々な方法を試してみる事が必要です。
ではどうしたら長く勉強を続けられるのでしょうか。そこが一番問題ですよね。
僕がこれまでに試してきて比較的効果のあった方法を以下に挙げてみます。
1. 簡単な部分から勉強を始める、又は簡単に説明している情報を探す
勉強はやる気がなくなったり、集中力が切れた時に挫折しやすいのは皆さんご承知のとおりだと思います。
集中力が切れる原因としてよくあるのは、
- 体力がなくなった時
- 注意をそらされた時
- 内容が理解できなかった時
ではないでしょうか。
勉強の体力はある程度勉強を続けることに慣れないとついてこない物なので、これは続けるしか方法はないと思います。
2番目の注意をそらされないようにする事は、図書館などの静かな場所でスマホを目の届かない場所に置く事などで対処できるのではないかと思います。
そして3番目の、「内容が理解できない事」が最も厄介だと私は考えています。これによってやる気がなくなると再度勉強に取り組もうとする意欲が湧いてきづらいからです。
これに対しては、「簡単な分野、自分がわかる場所から取り掛かりわからない場所ができないようにする」「自分がわかるように説明している情報を探して対処する」の2つの方法が有効だと思います。
自分が読んでいる教科書や本では難し過ぎて理解できない時でも、他の本やネットの情報を頼る事で簡単に理解できるという事を何度か経験した事があります。
特に教科書は固い言葉で真面目に説明してあるのでわかりにくいという事が多々あります。
今の時代ネット上でより簡単に説明している、もしくは動画を使ってダイナミックに説明しているなんて場合もあり、教科書以外の情報源に行き当たった瞬間に理解が広がる事がよくあります。
一つの情報源にこだわるよりも、自分の理解レベルに落として説明してくれているものを探す方がよっぽど効率がいいです。
教科書から理解しなければいけないなんていう決まりはありませんからね。
ちなみに、問題集であればすぐに解答を確認してしまうのも一つの手です。
いつまでも考えていてやる気がなくなってしまうよりは答えを見て「なるほどなぁ〜」と思った方が勉強を長時間続けていく上では効率がいいと私は思います。
時間を決めて行う
これは飽きっぽい人におすすめの方法です。
私も飽きっぽい性質で一つの事柄を何時間も勉強する事が難しかったため、一つの科目は2時間までしか勉強しないと決めていました。
なぜ2時間かというと、1時間では大した量をこなせず達成感がなく、3時間では飽きて嫌になってしまう事が勉強を続けていく上でなんとなくわかってきたからです。
達成感を感じると次の勉強に取り組むモチベーションにもつながりやすいですしね。
ちなみに気持ち悪がられる事が多いですが、私はボールペンで書き殴って覚える勉強法を行なっていたんですが、1日の終わりにボールペンのインクが1日でどれくらい減ったのかを目印をつけてカウントする事で達成感を感じていました。
ちなみに勉強時間は特に2時間がおすすめという訳ではなく、自分にあった時間配分を決める事で飽きが来づらいようにする事が大事という事です。
1日の目標を決める
これは私が問題集を解く時に使っていた方法です。
1日◯ページ問題集を進めると目標を決め、先ほど言った2時間以内に問題をこなしてしまおうという作戦です。
終わりの時間を気にしながらやると、その締め切りに間に合わせようという意識が芽生えて普段よりも集中できるという効果が期待できます。
たとえ目標の分量が終わらなかったとしても、集中する事が目的なのであまり気に病む必要はありません。
締め切りを作る
これは3番の「目標を決める事」と重なるところもあるのですが、資格や英語の勉強をしている場合などに、試験を先に申し込んで締め切りを作ってしまうという方法です。
私は海外留学を目指して現在英語の勉強をやっているんですが、この方法はなかなかいいと感じています。
普段期限が迫らないと何もできないのですが、定期的に試験がやってくるので試験の前に焦って勉強をするという事を繰り返せるようになります。
これにより締め切り前にしか勉強しなくても、締め切りを作らずに勉強していた時よりはずっと勉強量は増えるという算段です。
試験の代金が高い場合は出費が痛いですが、試験がそれほど高くなければ3ヶ月に1回や2ヶ月に1回先に申し込んで予定を入れてしまうのも一つの手だと思います。
何のために勉強するのかを強く意識する、自分の将来像を現実のものとしてイメージする
そして最後に根性論になってしまいますが、これが最も重要だと私は考えています。
自分が何のために勉強をしているのか、勉強によって何を得るのか、将来どのようになっていたいのかを強くイメージしてください。
物事はゴールから逆算すると今やるべき事がはっきりすると言われていますが、人生の場合も一緒です。
1年後、3年後、5年後、10年後に自分がどうなっていたいのかを思い描いて、そこから逆算して今やるべき事を強く意識しましょう。
必然的に危機感、緊張感が芽生えてきて勉強に対するモチベーションが生まれてきませんか?
私自身の実体験として、留学前にIELTSという英語の技能試験をパスしなければならなかったのですが、1年前の今頃に受けた試験では必要な点数に全く足りていませんでした。
少なくとも半年後には決められた点数を取って願書を申し込まなければならなかったため、2月毎何点まで成績を伸ばす必要があり、そのためにはどの分野を集中的に勉強しなければならないかを考えて取り組みました。
結果的に昨年の秋にギリギリ目標達成する事ができ、現在合格を得る事ができました。
やはり目標を強く意識したから得られた結果だったのではないかと思います。
次回は効率の良い勉強方法、記憶力をよくする方法についてお話ししたいと思います。
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