今回はライティングの勉強方法についてお話させて頂きます。
そもそもライティングが必要な方は仕事でビジネスメールを送る必要がある人や留学に向けてIELTS、TOEFLを受験する人がほとんどで、そのような人はすでにある程度の英語力を持っていると思います。
書こうと思えばある程度意味の通じる英語は書けるという人がほとんどではないでしょうか。
しかしビジネスや試験で英語を書くとなると、意味が通じる程度ではやはりダメで、正確な意味を伝えられ、フォーマルな英語が使えなくてはいけません。
我々日本人からしたら英語がフォーマルか、アカデミックかどうかなんてさっぱりわからないと思うかもしれませんが、これも勉強していけば次第にわかるようになってきますので、諦めず勉強していきましょう。
Grammarly
Grammarlyというソフトを聞いた事はありますか?
Grammarlyはウクライナで発明され、現在はアメリカに本社のある会社が提供している、AIを用いた英語自動添削無料ソフト、又はサイトの事です。
自分が書いた英語の文章をサイトにコピーアンドペーストするか、無料のソフトをダウンロードし、ソフト上で書いた英語の文章を開くと自動的にAIが添削してくれるかなり有能なソフトです。
誤字・脱字はもちろん、カンマやセミコロンまで使い方が間違っていれば理由を添えて正しく訂正してくれます。
文章が長くなって意味が分かりにくい場合にも途中で文章を切るようにアドバイスしてくれたりします。
さらに設定画面から設定すれば、どの程度フォーマルな文章にするかまで決める事が可能です。
もちろんAIによる自動添削なので100%完璧の文章というわけにはいかないようですが、日本人が書いた英語よりは何倍もマシであることは言うまでもありません。
私はメール友達に送る文面や、IELTSのライティングの練習で書いた英語は全てGrammarlyで一度添削して勉強しています。
英語が間違っている理由と、正しい単語や書き方を提案してくれるので、Grammarlyに添削してもらうだけで英語ライティングのとても良い勉強になります。
Grammarlyの良いところはなんと言っても無料なことでしょう。
無料でこのサービスが利用できるようになっていることが信じられないくらいのコスパの良さです。
しかもGoogle chromeにも組み込めて、サイト上で入力した英語に対しても即座にフィードバックをくれるのでかなり重宝しています。
自分の英語レベルがかなり上がるまではずっと使っていられるサービスだと思います。
皆さんもぜひ一度試してみてください。
Oh My JapanでPen palを作る
前回の記事でも書いたOh My Japanで文通相手を見つけることでもかなり良いライティング練習になります。
私はOh My Japanというマッチングサイトで知り合ったオーストラリア人の女性とメール友達として2年以上定期的にメール交換をしています。
メール交換を続ける事で英語ネイティブの人がメールで使う実際の英語に触れる事ができますし、こちらが書いた英語の意味がわかりにくい時には「〜ってこと?」と正しい英文を添えて自然に添削してくれます。
そして何よりも助かったのが、大学院留学時の申し込み時に書いた自己PRの書類と履歴書時でした。
相手も応援してくれたので、ネットに落ちていた雛形を真似して作ってみたPR文と履歴書を実際に見てもらい、おかしな英語がないか確認してもらいました。
相手も医師で大学卒業レベルの英語は完璧にできることがわかっていたので、指摘してもらった箇所を直して無事に提出することができました。
ネイティブのメール友達ができたことで英語に触れる時間が圧倒的に増え、パソコンで英語をタイピングする時間も劇的に早くすることができました。
大学や大学院留学、ビジネスで英語を使うのであれば短い時間でネイティブと同じくらいの速さで英語をタイピングできることも非常に重要になってきますので、メール友達を作ることもぜひお勧めします。詳しい方法は前回の記事も参考にしてみてください→【中級者〜上級者向け】ネイティブの友達を作る方法
オンライン英語レッスンで英文の添削をしてもらう
オンライン英会話の中には会話だけでなく、ライティングの添削も行ってくれるものがあります。
私がライティングの添削を受けていたのはitalkiというオンライン英会話レッスンででした。
italki自体はアマチュアからプロの先生を用意し、レッスン自体は先生のやり方に任せているサイトなので、italki自体にライティングレッスンがあるわけではありません。
しかし、ライティングのレッスンもしてくれる先生も多くいるので全く問題なく添削してくれます。
先生によって指導方法は異なり、Skypeで話しながらGoogle ドキュメントを使って目の前で添削してくれる先生もいれば、書いた英文のファイルをメッセージで送り、後日添削した英文とアドバイスなどのフィードバックを送り返してくれる先生もいました。
会話が苦手であれば後者のタイプの先生を探して添削を依頼してみるのが良いでしょう。
そしてitalkiには他にもサイト利用者同士で添削し合う掲示板もあります。
日本語を教わりたい外国人が書いた文章を添削してあげれば、今度は自分が書いた英文を他のサイト利用者のネイティブの人が添削してくれたりします。
ただこれはお金を払ってやってもらうわけではないので、掲示板に載せたからといって必ず添削をしてもらえるというわけではありません。
オンライン英会話レッスンについては別の記事でも書いているのでこちらもご参照ください→【初級者〜上級者向け】オンライン英会話の紹介
IELTS、TOEFL問題集
最後にIELTSやTOEFLの問題集です。
「これを最初に紹介すべきじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、私自身の感想としてはライティングに関してはこれは最後です。
なぜなら、ライティング、スピーキングは決まった一つの正解というものがあるわけではないので、模範解答を見てもそれが自分の能力向上にすぐにつながる感覚が得られなかったためです。
もちろん全くの初心者の時にはある程度の雛形を求めて模範解答に頼るのはアリです。
ただ、模範解答として紹介されているのはほぼ満点が取れる完璧な英文が多く、そんな難しい単語やら構文やらが本番に自分で書けるかとなると全く話は変わってきます。
そこで私がお勧めする問題集はIELTS Academic Student’s bookシリーズの問題集です。
最新版でシリーズ15まで発売されています。
こちらはIELTS公式テストセンターが発売している問題集で、他の受験生が書いた英文とそれを点数付けしたコメントを見ることが可能です。
大体IELTS5点〜7.5点程度の回答例が載っており、その表現のどこがいけないのか?改善点はどこなのかが採点者の視点で記載されています。
4回分の模擬試験形式なので、全部で4つの解答例を見ることができます。
見てもらえればわかると思いますが、他の国の英語学習者もやはり我々が思いつきそうな簡単な表現でなんとか英文を完成させようとしています。
自分が間違えた時の添削を受けているような、ちょうど良いレベルの例が載っているので私は非常に勉強になりました。
そしてIELTS受験者には驚きだと思いますが、添削者のコメントを確認すると英単語の間違いやスペルミスは意味がわかるレベルのミスであれば全く原点対象になっていない事がわかります。
私自身ミスなく英文を書くことが高得点につながると勘違いしていたため、スペルミスをしても良いからなるべく難しい単語もチャレンジして使うべきだという事をこの問題集から学ぶことができました。
以上が私がお勧めする英語ライティングの練習方法です。
少しでも興味を惹かれるものがありましたか?
私の情報が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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