海外留学は『弱くてニューゲーム』

留学

こんにちは、総合医です。

今回は海外留学をRPGゲームに例えて、みんなが海外留学に対して持ちがちな幻想についてお話ししたいと思います。

私も含めてですが、多くの人は海外留学に対して多くの幻想を抱いています。

「留学さえすれば英語が全て聞き取れてペラペラになる」や「留学に行けばすぐに英語に慣れて楽しい留学生活を送れる」、「留学すれば苦労する事なく英語を話せるようになる」などです。

私も実際に留学に来る前は同様の幻想を持っていて、他の留学経験者から聞いていた「3ヶ月程度で英語が聞き取れるようになる」という言葉を鵜呑みにして甘い考えを持っていました。

しかし、実際現地に留学に来てみるとそれらの幻想は見事に打ち砕かれ、苦労ばかりの留学生活になりました。

実際に留学後私が経験した苦労は以下のようなものです。

  • スーパーで見慣れない商品ばかりで買い物も満足にできない
  • お店の人に商品の場所を聞いても、説明の英語が聞き取れなくて結局どこにその商品があるのかわからない
  • クラスメートの英語が聞き取れなくて授業中に議論ができない
  • ニュースの内容もなんとなくしかわかっていないので、クラスメートとの雑談でも話がすれ違う事が多い
  • 携帯に着信があっても、英語に自信がないために電話を取るのを避けてしまう
  • ファストフードのお店で注文がうまくできない

上記以外の事でも、日常的に英語がうまく話せない事で多くの不便を感じました。

日本で一度できるようになった事が何もできない状態になってしまい、まるで小さい子供の頃に戻ってしまったかのような感覚に襲われていました

RPGゲームに例えれば、コツコツとレベル上げを行って、倒せない敵がほとんどいない状態まで進んでいたのに、いきなりレベル1まで戻されてしまったような感じです。

一度生活に全く不便のない状態になってからの海外留学はかなりストレスの溜まる罰ゲームのような感覚に襲われます。

それではどのようにこの積み重なるストレスに対処していけば良いのでしょうか?

それは、同じゲームでレベル1に戻されたと考えるのではなく、全く新しいゲームを始めたと考えを変えることでしょう。

全く新しいゲームを初めから開始すればレベル1から始まるのは当たり前で、むしろ日々経験値を貯めていき、徐々に自分のレベルが上がっていく事を楽しめるようになるのではないでしょうか。

しかも、ゲームであれば別のゲームで手に入れたアイテムを新しいゲームに持ち込む事はできませんが、海外留学であれば、日本で得たアイテムを持ち込んで活用する事が可能です。

運転免許証を日本で持っていた人はすぐに国際免許に変えてレンタカーを運転する事は可能ですし、日本の学校で教わった事はそのまま留学先でも使えます。

そして、一度日本で自分の生活を確立させた経験が残っているので、その経験を新天地でも生かすことができるので、留学先でのレベル上げは日本で経験したレベル上げよりも圧倒的に早く勧める事ができます。

例えどんなに難しいゲームであっても、同じ系統のゲームを一度経験していれば、ゲームの上達は初めてやるゲームであってもかなり早くなるでしょう。

海外留学に来てすぐの頃は、自分のレベルを下げられた感覚に囚われてストレスを溜めやすいと思いますが、全く新しいゲームを始めたと考え方を改められたら自分の日々の成長をきっと楽しめるはずです。

留学生活をゲームのレベル上げ感覚で楽しめるかどうかが、留学成功の鍵の一つのように感じます。

ストレスでやられそうな時は、今の自分の生活をゲームに例えて楽しんでみてください。

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