皆さんは今後日本は移民を受け入れていくべきだと思いますか?
現在の日本の状況を見ていると、移民受け入れに反対している人の方が多数派なのではないでしょうか?
反対派の人たちの意見としては、日本の文化を守りたいという声、治安の悪化を心配している声が多いように感じます。
そして、中には移民が日本人よりも恵まれた状態になるのが許せないという考えを持っている人も一定数いるように感じます。
少し前に、亀田製菓の社長がインドからの移民だと判明した事で柿の種の不買運動が起こったと思いますが、これも「インド人が社長になって日本人よりも裕福な暮らしをしているのが許せない」と考えた人が不買運動に参加したように私には見えました。
しかし、ものすごい勢いで人口減少している日本が、移民の受け入れなしで経済力を保っていくのは難しいと私は考えています。
実際安い労働力を補うために技能実習生という制度を作ってすでに東南アジアからの移民を入れ始めています。
制度上は年限を決めて、期限が来たら帰国してもらうようにしていますが、そのうち技能実習生を確保するために、その後の永住権を条件に出すようになったりするのではと私は予想しています。
他にも難民申請を何度も行うことで、日本に生活拠点を作ってしまい、難民認定されなかったとしてもそのまま違法に日本に住み続けてしまう例などが今後も増えていくように感じます。
移民との共生
それでは移民が増えてしまう未来で、どのようにすれば日本の治安や文化を守っていけるのでしょうか?
一つの方法として、移民の人達が日本に馴染むための教育を無料で提供するというのが一つの案ではないかと思います。
移民の多い海外の国で生活してみたことのある人はわかると思いますが、よその国に住み始めた人達は、自国の文化や風習を捨てる事はほとんどありません。
多くの人は同じ国出身の人達と固まって生活し、自国と似たようなコミュニティーを形成して、その中で生活することが多いです。
「郷に入っては郷に従え」という諺がありますが、その通りに完璧にできる人はごくわずかです。
特に移民一世の人達は自国の文化、風習、法律に従って他所の国でも生活しようとします。
その例として、日本で生活しているイスラム圏出身の移民が、土葬をする土地を自治体に求めているケースなどがある。(https://www.jichiro.gr.jp/jichiken_kako/report/rep_shizuoka39/09/0918_ron/)
いくら私達が「日本では火葬が一般的だ」と主張したとしても、出身国の風習や宗教をそのままの形で日本で行おうとするのは移民としてはごくごく一般的です。
本人達からしたら、自国ではこれでうまくいっているのだから日本もマネをすればいいのにということさえ思っていてもおかしくありません。
そんな状態で、「郷に入っては郷に従え」とただ日本の文化を強要すると反発や対立の種になってしまうのではないかと思います。
それを防ぐために、移民(特に移民一世)の方達のための日本語学校・日本文化学校を無料にして、日本語で十分にコミュニケーションができるようになってもらい、日本人がどのような事を嫌がるのかを学んでもらうのが良いのではないでしょうか?
移民の方達としても、せっかく移り住んだ国で、言葉の壁のせいで満足な収入が得られない仕事しかできなかったり、日本人の友人ができずに衝突ばかりしていると、生活の質が著しく下がると思います。
我々日本人側からしても、移民の方達がしっかりとコミュニケーションが取れた方が相互理解を深められますし、日本人の国民性としても、日本語を話してくれさえすれば人種で差別をする事は少ないと思います。
日本人が嫌がる事、日本では違法な事をしっかりと理解してもらう事で両者にとってより住み良い場所になるのではないでしょうか?
それでは誰がその学校の費用を負うのかというと、それは国や自治体にお願いするしかないと思います。
この点に関しては、自分達の税金が移民の教育に使われるのが許せないと考える人が多いと思いますが、この出費はそれほど悪くないと私は思います。
移民のおかげで人口が増えれば必然的にGDPが増え、国力は上がりますし、税収も上がっていきます。
税収の上がりを見越して税金で日本語学校・日本文化学校を運営すれば長期的に見れば十分リターンを期待できるでしょう。
移民の受け入れで悪化する治安の中で生活するよりも、治安の悪化を防ぐ方向で前もって動くべきです。
費用としても、日本人の子供を公立の学校で高校や大学まで教育するのにかかる費用と比べても、移民の方達を数年教育する方が出費はかなり少なく済むでしょう。
より少ない教育費で労働人口が増やせるのであれば決して悪い話ではないはずです。
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