こんにちは、今回は英語圏に住んでいる方たちに向けての記事になります。
皆さん人生で一度は眼科を受診した事があると思いますが、日本以外の国で受診したことはありますか?
海外の眼科で使われるような英単語までしっかり頭に入っている人はかなりレアだと思いますので、今日は英単語も含めてお話しします。
OptometristとOphthalmologist
英語圏では眼科は二つの種類に分かれています。
眼科の中で診察、薬の処方までを担当するOptometrist、Optometristからの紹介を受けて目の手術を担当するOphthalmologistの二つです。
Ophthalmologistは大きな病院などで働いている場合がほとんどで、基本的には緊急疾患の場合か、紹介状を持って行った場合にしか受診できません。
まずはメガネを新調したり、コンタクトレンズを購入する場合にはまずOptometristに会いに行きましょう。
受診する方法
オーストラリアではOptometristがいるクリニックは基本的にメガネショップと併設されており、予約をとって受診する必要があります。
オンラインで予約できる所がほとんどなので事前に予約をとりましょう。
白内障 (Cataract)の手術を希望する場合にもまずはOptometristを受診して紹介状をもらいましょう。
診察はアルファベットを使用する
診察自体は日本の眼科と一緒です。
Optometristがレンズを変えながら視力を調べる方法をとります。
ただ、ランドルト環と呼ばれる穴が開いた輪っかを見る事はオーストラリアではほとんどなく、アルファベットを読み取れるかどうかをみる方法が取られます。
30代以上の方などには眼底検査(Fundus test)が行われる事もあります。
特に糖尿病(Diabetes)を持っている人達には目の内側の血管の様子を確認するために眼底テストが積極的に勧められます。
眼底検査を受ける場合、虹彩を広げる(Dilation)ための目薬を刺される事があり、その場合は目薬をさしてから30分程度診察室の外で待つように指示されます。
そして、この目薬をさされた場合は車の運転ができなくなりますので、受診する際には公共交通機関を利用するようにしてください。
運転免許に関連した視野検査はMedicareでカバーされない
永住権を持っている人達は視力検査、眼底検査(Fundus test)、緑内障(Glaucoma)、白内障(Cataract)の検査は全てMedicareでカバーされます。
ただ、運転免許を更新する時に要求される視野検査はMedicareでカバーされません。
追加で$30程度の出費がありますので、注意してください。
これらの料金は基本的にPrivateの保険でカバーされないので、Medicareを持っていない人は料金を請求される事を覚悟しておいてください。
度数
英語圏では日本のように視力を0.5などとは表現しません。
必要なメガネの度数で−3.0などのように言われたり、あるいは10/20のように分数で表現される事がほとんどです。
ちなみにメガネの度数の事を英語ではPrescriptionと呼びます。
自分のメガネの度数を示した書面が欲しい時は「Can I get a prescription?」と聞けばもらえます。
ちなみに、メガネとコンタクトレンズでは度数が若干異なるので、両方必要な場合は2つPrescriptionをもらうとよいでしょう。
度数表がもらえれば、他の安いお店でメガネを作ってもらう事も可能です。
度数の読み方は
Sphere:遠くを見る時に必要な度数
Cylinder:乱視の矯正に必要な度数
Axis:乱視の矯正をする時に必要な角度
Add:近くを見る時に必要な度数
というような分け方がされています。
Addが必要な人はMultifocal lensが必要な方に限られるので、関係ない方は無視して大丈夫です。
Single vision、Bifocal、Multifocal
メガネを新調する時にレンズのタイプを聞かれる事があります。
特に老眼が始まっている場合には必ず聞かれます。
レンズのタイプは大まかに3つ(Single vision lens、Bifocal lens、Multifocal lens)に分かれています。
Single vision lensは通常の普通のレンズです。
Bifocal lensはレンズが2つの領域を持っているパターンで、下半分が近くを見る時用、上半分が遠くを見る時用に分かれています。
老眼を含めた目のレンズの調節が効かなくなった状態の人に必要なレンズです。
Multifocal lensは3つ以上にレンズの領域が分かれていて、上から遠く、中間、近くでレンズの度が分かれています。
Multifocal lensの中でも特にProgressive lensと呼ばれているものは3つの領域の度数いこうが滑らかになっているレンズの事で、遠くを見た後に急に近くのものに視線を移しても自然に見えるように調整されています。
値段は高くなりますが、使用感がよくストレスがかかりにくくなるので、普段からずっとメガネを使用している方にはProgressive lensをお勧めです。
眼科で使われる英単語のまとめ
老眼:Presbyopia
近視:Myopia、Near-sighted
遠視:Hyperopia、Far-sighted
診察:Consultation
予約:Appointment
眼底検査:Fundus test
視野検査:Vision field test
メガネ:Glasses
コンタクトレンズ:Contact (lens)
白内障:Cataract
緑内障:Glaucoma
糖尿病:Diabetes (ダイアビーティス)
黄斑変性症:Macular degeneration (マクラディジェネレーション)
紹介状:Referral
いかがでしたでしょうか?
もしもっと知りたいことや、わからない単語などあればコメントから聞いてもらえればと思います。
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