1年間のオンライン留学でどれだけ英語力は伸びたのか?

スピーキング

こんにちは、総合医です。

今回留学後初めてIELTS を受験する機会があったので、1年間のオンライン留学でどれだけIELTSの点数が変化したのかをご報告しようと思います。

私は2021年3月からシドニー大学公衆衛生学修士課程にzoomでのオンライン留学をしていたので、今回はオンライン留学での成果がモロに反映されたと思います。

ちなみにIELTS 再受験の理由は、私が博士課程進学を考え始めたからです。

日本の大学で博士課程に進学してももちろんよかったのですが、せっかくシドニー大学で修士課程をやったので、そのまま同じ大学で博士課程もチャレンジしてみようと思ったので、ダメ元でチャレンジしてみる事にしました。

博士課程入学がもしダメだった場合は、大人しく日本に戻って日本の大学で博士課程に入ろうと今のところは考えています。

ちなみに今年2022年2月からシドニーに移って対面の授業を受けているので、厳密に言うと今回のIELTSの結果は11ヶ月間のオンライン留学+1ヶ月の現地留学の結果という事になります。。

留学前の最高得点はL:6.0   R:7.0   W:6.0   S:7.0  Overall: 6.5で、2019年10月にも受験はしたんですが、この時は点数が下がってしまっていました。

他の受験日の結果を見てもらえればわかると思いますが、最高点を出した時のスピーキングは本当にたまたまで、当時の実力以上の点数をつけられたと自分でも感じました。

スピーキングで7.0取った時は、話の流れから仮定法過去完了を用いて自制に気をつけてかなりゆっくり考えながら話したので、どうもそれを評価してもらったようです。

しかしどう考えても流暢とはかけ離れた話し方だったので、やはり実力よりも高い点数をつけられたと今でも感じています。

そして今回2022年4月に再度IELTS を受験し、その結果は以下の通りでした。

なんとOverallがたったの0.5しか上がっていませんでした。

ちなみに少し説明を加えると、授業の課題で忙しかった事と、直前に新型コロナウイルスに罹患してしまった事もあり、試験前にIELTS の勉強は全くせずに試験に臨みました。

そのため、事前の準備をしておけばもう少し点数は伸びたかもしれません。

それでも0.5しか全体で伸びなかったのはショックでした。

しかもリーディングは以前よりも点数が下がってるのでその点もかなりショックでした。

どうして点数が下がったのかを後で考えてみましたが、それは大学院の課題をこなす為に飛ばし読みを普段から行なっているせいではないかと考えました。

IELTS試験当日もリーディングは制限時間よりも少し早く終わってマークミスがないか確認していたので、むしろ以前よりも時間的余裕を感じていました。

しかし結果的にこの飛ばし読みで大意だけ大まかに理解するという読み方はIELTSでは不適切だったのかもしれません。

そしてライティングですが、大学の課題のエッセイをあれだけたくさん書いてきたのに6.0だなんて信じられないという思いでした。

しかし、よくよく考え直してみれば大学の課題のエッセイでは類語辞典で毎回単語が繰り返しにならないように調べ倒したり、自然な言い回しになるようにググってみたり、書いたものをGrammarlyで変換していたので、IELTSのライティングで得点が低くても不思議ではないなと後で思い直しました。

そして今回最も驚いたのがリスニングでした。

留学前のIELTSの点数の推移を見ていただければわかりますが、私はリスニングが最も苦手で、いくら勉強しても6.0から全く点数が伸びないのでリスニングの点数を伸ばす事は諦めていました。

大学院の授業も『otter.ai』という音声書き起こしソフトを毎回利用して、授業の後に自分が聞き漏らした部分を全部読んで対応していました。

そんな点数が伸びなくて諦めていた私のリスニングが、まさか1年間のオンライン留学で1.5も伸びていたとは夢にも思わず、試験結果を確認した時に本当にびっくりしました。

点数だけ見れば、受験時の体感が全然違うのではないかと思われるかもしれませんが、今回の試験でも以前と同様に、大事なところが聞き取れなくて勘で選んだ部分が多くあったので全く体感は一緒でした。

IELTSリスニングで7.5もあれはほとんど聞き取れる状態かと勝手に期待していましたが、実際のところはまだまだ理想には程遠いといった感じです。  

何はともあれ、あれだけ点数が伸びず、諦めていたリスニングがここまで伸びたので、いくら苦手でも英語に触れる時間を長く取ればどんなに苦手でも点数は上がるんだということはわかりました。

その点に関しては他のIELTS受験者の方にも吉報なのではないでしょうか。

IELTSの点数が伸び悩んでいる方も多くいるかとは思いますが、なるべく英語に触れる時間が増やしていけば必ず道は開けるので頑張りましょう。

そして必要な点数が取れて留学の準備をしている方達に対しては、リスニング7.5でもネイティブの先生の授業は聞き取るのがかなり大変なので、リスニングに力を入れて事前準備をしておく事をお勧めします。

リーディングやライティングはGoogle翻訳やGrammarly、他の翻訳、英訳ソフトを駆使すればなんとかやっていけますが、授業中のディスカッションなどは聞き取れなければ議論に参加もできません。

そして聞き取れていない時に意見を求められた時のあの絶望感はなんとも言えませんwww

今回は、実際に現地に留学しなくても、オンライン留学で英語力を伸ばせる事を証明する事ができたと思います。

仕事は辞めたくないけど留学もしてみたいという人、または金銭的な理由で留学の夢を諦めている人にとっては良い報告になったのではないでしょうか。

英語能力がどのくらいの時間経過で伸びていくかの目安になると思いますので、今後IELTSを再度受験する機会があれば、またご報告したいと思います。

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