オーストラリアは安全なのか?

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こんにちは総合医です。

今回はオーストラリアの治安についてお話ししたいと思います。

オーストラリアの犯罪発生率

日本人にはあまり知られていないかもしれませんが、オーストラリアはニュージーランドと並んで治安の良い国としてとても有名です。

他の英語圏であるアメリカやイギリスに比べると犯罪発生率はかなり低く、世界の国別統計では、オーストラリアの殺人事件発生率は10万人あたり0.87件程度と報告されています。(参考: Global Note)

日本の殺人事件発生率が10万人当たり0.25件なので、それに比べると少し高く感じてしまうかもしれませんが、アメリカの場合は10万人当たり6.28件なので、それに比べればかなり低く日本と遜色ないレベルで治安がいいことがわかると思います。

殺人以外の犯罪も併せて考えた時の最も安全な国ベスト20にもオーストラリアは16位でランクインしていて、軽犯罪の少なさでも日本の犯罪発生率とかなり近いものとなっていて、治安はかなり高いレベルで守られています。(参考:Insider: These are the 20 safest and most crime-free countries)

オーストラリア銃規制

以前はオーストラリアも銃の所持が許されていましたが、1996年にタスマニアのカフェで起こった銃乱射事件を契機に、オーストラリア連邦政府が銃規制+銃の買取りを行い、現在は銃の所持は免許を持った人に限られています。

ニュージーランドでも同様の政策がとられ、オーストラリアとニュージーランドは横断的・平和的に民間人が所有していた銃を押収する事に成功しました。

個人的にこの政府の対応はかなり好感を持っています。

もし日本で何かを新たに禁止しようとすれば、既得権益を有している団体から猛烈な反対にあい、強行的な手段は取れず、中途半端な禁止、もしくはコロナ禍のマスクのようにお願いベースの効果の薄い政策がとられるのではないかと思います。

国民の安全を守るためなら十分な予算を組んで銃の買い取りを行なってしまうのはかなり大胆な施策です。

この政府の政策後、オーストラリアの銃による犯罪件数は低下し、現在のような治安の良さを獲得したのです。

オーストラリア人の気質的に治安の良さを好意的に捉えている様子が多くの人から窺えるので、今後もより治安が改善されていく方向に進んでいくのではないかと期待しています。

街中の様子

実際の街中の様子はというと、シドニーでは中心部でもかなり安全性が高いです。

薄暗い路地裏などあるにはありますが、オーストラリア人の友人もショートカットとして平気で通るので、危険を感じている様子は全くありません。

おそらくもっと治安の悪い国では、バッグを置いて席を立つとすぐに盗まれてしまうと思いますが、人がある程度入っているカフェなどでは、バッグを席に置いてからカウンターに注文に行ったり、トイレに行っている人を普通に見かけるので、その点からも治安の良さが伺えます。

ただ、少し郊外に行くと日本よりも街灯が少なく、かなり暗くなってしまうので、その点は多少不安に感じる事はあります。

シドニーでも東京や大阪ほどは大きな都市ではないため、中心地から離れた場所に家を借りる場合には夜の様子を確認するのも必要かもしれません。

もし下見を十分にする余裕がない場合は、慣れるまでは暗い道をなるべく通らないようにして家に帰ったり、なるべく家のすぐそばのバス停までバスを利用したりすると良いかもしれません。

シドニーはバスが比較的多く走っているので、こちらも利用する事でより快適に生活できるでしょう。

まとめ

オーストラリアは治安が良いとは聞いていましたが、住んでみてその噂は本当だったと納得しています。

街中でスリにあう心配も他の観光都市に比べるとほとんどなさそうなので、治安に関して言えばシドニーに移り住んだことにかなり満足しています。

日本と同等に治安の良い国を探している方にとってオーストラリアはとても良い選択肢の一つにきっとなるでしょう。

今回の記事が皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

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