IELTSやTOEFLでライティングを行う際に連結性 (Cohesive) を意識すると一つ上のレベルでアカデミックなライティングができるようになります。
連結性とは、文章の流れに繋がりを持たせて、より論理的で洗練されたものにする要素です。
前回の記事で、英語のアカデミックライティングでは、重要な情報をなるべくThemeに書くように心がけると文章はフォーマルになり、さらに一文の情報量を保ちながら文字数を減らす事ができることをお伝えしました。(参照:アカデミックな文章を書く方法)
Themeとは文の先頭から動詞までの部分の事を指します。
そして動詞から文の末尾までの事をNewと呼びます。
複数の文章で意味を連結させていくためには主に3つの方法があります。
① Themeにトピックを入れて前の文頭から次の文頭にトピックを連結させていく方法。
② 前の文章のNewにあるトピックを次の文章のThemeに繋げて連結させる方法。
③ Newに書いた新しい情報を、その後に続く複数の文章のThemeに入れて連結させていく方法。
世の中に存在するアカデミックな文章の多くはこの3つの方法の組み合わせで構成されている事が多く、これができていないと文章に一連の流れが感じられ、評価を下げてしまう事に繋がります。
以下に例を示します。
今回も私が過去に書いた文章を元にしているので、文法の誤りなどは多めに見てもらえるとありがたいです。
①の例

この文章では黄色で強調された部分がThemeとなっており、1文目の「moving to a rural area」が2文目の「living in a rural area」と連結しています。
1文目で「moving to」だったのを2文目で「living in」に変えて同じ単語の繰り返しを避けています。これをパラフレーズ (Paraphrase) と言います。
「rural area」も「country side」などの同じような単語にパラフレーズするとなお良いかもしれません。
②の例

この文章では1文目のNewの部分に「broad space」が初めて出現し、2文目のThemeの部分にある「wide space」に連結しています。
今回も「broad」から「wide」にパラフレーズされています。
③の例

この文章の場合、1文目で「two advantages」という新しい情報を出し、矢印の先にある文章のThemeで「The first advantage」、「The second advantage」を出すことで、「advantage」という単語を利用して文章を連結しています。
ちなみに、③の例の文章のように「The」「This」「That」「These」「Those」などの冠詞や代名詞を用いることでも前後の文章の連結性を高めることが可能です。
例えば、
If there is a wide space, children can play outside.
This enables children to have healthy bodies.
の文章では「This」で前の文章の内容を言い換える事で2つの文章の連結性が高まります。
これら3つの連結のさせ方と冠詞・代名詞を組み合わせる事で、文章同士を連結させる事でより洗練された文章とすることが可能です。
日本語を書く時にはあまり意識せずに感覚でできている事でも、英語で書く時にうまくできなくなります。
IELTSやTOEFLのライティングの際に上記の事に気をつけながら文章を書けば、特別な練習を行わなくても短期間でライティングの点数を上げる事ができるかもしれません。
今後英語の試験を受験する予定のある方はぜひ試してみてください。
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