英語リスニングの勉強はスピーキングから始めた方が良い理由

スピーキング

多くの英語学習者、特にTOEIC受験者の方達はリスニングの勉強をする時にリスニングの練習問題をひたすら解いたり、リスニング問題の音源を繰り返し聞いて勉強しているのではないでしょうか。

ほとんどの人はその方法がリスニングの勉強としてベストだと考えていると思います。

海外留学を目指してTOEFLやIELTSを受験している人達でも、リスニングが聞き取れるようになったらスピーキングが一気に上達すると期待している人が多いと思います。

私も英語の勉強を始めた頃、まずはリスニングでネイティブの人達の英語を聞き取れるようになって、聞き取った英語を真似すればスピーキングも上達するだろうと安易に考えいました。

そしてそのためにリスニング問題の音源を繰り返し聞く練習をしていました。

しかしリスニング問題の音源を毎日聞き続けても、いつまで経っても英語が聞き取れるようになりませんでした。

今になって思いますが、リスニングの問題をひたすら解いたり、リスニング問題の音源を聴き続ける練習方法は明らかに遠回りです。

中にはその方法だけでTOEICで満点近い点数を獲得したという根気強い方もいるでしょう。

しかし、私がTOEIC高得点獲得者に聞いた話と、自分自身の経験からリスニングをマスターするために問題集を解き続けたり、リスニング問題の音源を聴き続けてもなかなか点数は上がりません。

そもそも何を言ってるのかわからない音源を何時間も聴き続けたり、リスニング問題の音源を繰り返し聴き続けるのは多くの人にとってかなり難しいものです。

ではどのようにすればリスニング力を最速で身につける事ができるのでしょう。

それは人と会話をする事です。

会話をしている時が最も長く、そして集中して相手が話している事を聞いているのです。

そのため、簡単なスピーキング能力を身につけて、英語話者の人達と会話をするのが最も効率よくリスニング能力を鍛えられるのだと思います。

ちなみに、私は完璧に英語を話せるようになれとは言っていません。

ある程度英語で会話ができるレベルまで行った方がいいと言っているのです。

良くも悪くも英語はただのコミュニケーションの道具です。

英語学習の目的がたとえTOEICの点数を上げて転職を有利に進める事だったとしても、英語をコミュニケーションの道具として捉えるべきです。

ある程度英語が話せるようになれば、オンライン英会話でネイティブの先生と会話をすることができ、たとえ拙い英語だったとしても会話をする事で自然に話された英語を聞く時間が長く得られるようになります。

さらに、会話をする事で相手の言っている事を聞き取ろうと集中するので、何の緊張感も持たずにリスニングの音源を聴いて勉強するよりも効率が何倍も良いのです。

現在英語の試験で最も人気のあるものはリスニングとリーディングの能力だけを評価するTOEIC L&Rテストです。

しかし今後はスピーキング能力についても問われるようになってくるのではないでしょうか。

2025年の大学入学共通テストの改変ではスピーキングは含まれない事に決定しましたが、スピーキングを大学入学試験に導入しようとする議論は真剣に話し合われているのがわかります。

今後大学入学試験に英語のスピーキング問題が加わるようになれば、英語が公用語の会社が増えたり、TOEIC L&RテストだけではなくTOEIC S&Wテストの点数も求められるようになっていくと予想されます。

リスニングの勉強をしてスピーキングもできるようになれば一石二鳥なのはもちろん、効率よく最速でリスニングができるようになるのであればスピーキングの練習は今後の事も見据えて最善の勉強方法と言えるのではないでしょうか。

日本人はスピーキングに対してハードルを高く設定してしまいがちですが、一人でスピーキングの勉強をする手段も存在するので、まずは食わず嫌いをせずにスピーキングの勉強を始めてみる子をお勧めします。

スピーキングの勉強方法がわからない場合はこちらの過去の記事を参考にしてみてください。(関連記事:スピーキングはオンライン英会話でしか練習できないのか?

いかがでしたでしょうか?

今回の記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

一緒に英語学習頑張っていきましょう。

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