こんにちは総合医です。
留学などを目指して英語の勉強をし始めると、英語のライティングがいかに難しいものなのかを痛感する事になります。
このブログを読んでいる人達の中にも、IELTSやTOEFLでライティングの点数が伸びないと悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
今回はそんな方達のために英語ライティングを教えてくれる名著をご紹介したいと思います。
それがこちら:The Elements of Styleです。
この本は元々、コーネル大学の英語の教授をしていたWilliam Strunk Jrが1918年に出版したものです。
彼が大学で教えていた学生達のライティングが良くなく、彼らに向けて書いたものがそのまま本として出版されたという経緯があるそうです。
100年以上前に出版された本がamazonで高い評価を得て、現在も販売され続けているのは、内容が普遍的で、現代のライティングにも十分当てはまる事が書いてあるためでしょう。
ちなみに日本版のamazonでもベストセラーとして紹介されていて、とても高い評価を得ています。
出版されたのが100年以上前だからなのか、値段はKindle版で99円というのも嬉しい所です。
具体的な内容については、かなり基本的な事が書かれています。
例を挙げるとすれば、カンマを置く位置、コロンやセミコロンの正しい使い方、文章を簡潔で分かりやすくするためにどのような部分を削れば良いのかなどが書かれています。
内容がかなり基本的な事なので、本当にアメリカの大学生向けに書かれた方なのか?と途中で疑問に思ったりしましたが、ネイティブでも文章の書き方を基礎から丁寧に教えてもらった事のある人は少ないのかもしれません。
私たち日本人も子供の頃に何度も読書感想文を書かされたりしましたが、どうすれば簡潔で分かりやすい文章が書けるようになるかは細かく教わっていないように思います。
大学生になってレポートを書くようになったり、会社に入って書類を作成するようになって初めて綺麗な文章を書く難しさに気づく人が多いのではないでしょうか。
おそらくアメリカ人でもそのような経過を辿る人が多く、そのような学生のためにこの本は書かれたのでしょう。
我々日本人からすれば、英語文章を簡潔に分かりやすく書くためのルールを教えてもらえるので、これ以上ない良書となっています。
それでも「洋書だから難しい英語で書かれてるんでしょ?読む気にならないな」と多くの人は思ったのではないでしょうか。
その点に関しては大丈夫です。
簡潔に文章を書く事を指導している作者だからか、コンパクトにまとまっているため、英語が苦手な人でもきっと読み通せる分量になっています。
内容も難しい表現などはほとんどなく、英語学習者に誤解を抱かせないように注意して書かれています。
英語技能試験を受けているような人とってはカンマを置く位置など当たり前に感じるかもしれませんが、いざ確認してみたら、自分の知っている用法以外にも使い方がある事に気が付かされます。
私はコロンやセミコロンを英作文で使った事はそれまでありませんでしたが、この本を読んでルールを理解してからは、大学のエッセイなどで積極的に使っていけるようになりました。
今後海外留学や外資系企業での勤務を夢見ている人にとって必読の一冊と言っても過言ではないでしょう。
ぜひ試してみてください。
そしてそんな私が留学前に行っていた勉強方法の一つにオンライン英会話があります。
本などでインプットした後はオンライン英会話でアウトプットを行う事で効率よく、そしてバランスよく英語を鍛える事ができます。
私は主にCamblyという英会話サービスを利用して英語の練習をしていました。
アクセント毎に先生を選べる事や、英会話をやりたいと思った時に予約なしでもすぐに始められる所が気に入っています。
ただ、Camblyは全くの初心者には少し難しいかもしれないので、そんな場合にはレアジョブもお勧めです。
詳しい使い分け方はちらの記事も参照してみてください。(私が活用しているオンライン英会話サービス)
少しでも皆さんの英語学習に役立ててもらえたら幸いです。
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