こんにちは、総合医です。
今回は私が英語学習として読んできた洋書で、過去にご紹介した物を一気にまとめてご紹介します。
私が洋書を積極的に読むようになったのは、英文法の知識がある程度固まった後で、その当時のTOEICの点数は700点前後でした。
これを一つの基準として、自分でも読み通せるものかどうか判断してみてください。
ちなみに私は語彙力はかなり低いので、洋書を読む時にはKindleを使って、一つずつ知らない単語を調べながら読み進めています。
それではおすすめの洋書を一気にご紹介していきます。
The Third Door
まず最初にご紹介するのはThe Third Doorです。
こちらの本は当時18歳だった著者が社会で大成功している人達の共通点を見つけ出すために、本人達に直接インタビューをした体験談をまとめたものです。
本の中でインタビューを受けている成功者達には、ビル・ゲイツ、レティー・ガガ、ウォーレン・バフェットなど日本人でも一度は耳にした事のあるような錚々たるメンツが揃っています。
この本の面白い所は、ただインタビューの内容をまとめただけではなく、インタビューを重ねていく過程で、筆者自身の独自の視点から彼らの共通点を発見した所です。
一般的に「成功談には共通点はないが、失敗談には共通点がある」と言われていますが、この本では他の人が見つけられなかった成功者の共通点を見つけています。
最近テレビに引っ張りだこの、2ちゃんねる創設者のひろゆきさんも自身の配信の中でこの本をお薦めしており、この本の中で語られている成功の秘訣がひろゆきさんの周りの成功者達にも当てはまると言っています。
内容が面白く、読んだ人の人生に影響を与えてくれるだけでなく、文章自体が読みやすいものとなっているので、英語学習者の人達にもおすすめの一冊となっています。
成功者達の共通点に興味のある人はぜひ読んでみてください。
この本は別の記事でもご紹介しているので、もう少し詳しい紹介を見たい方はこちらのページも確認してみてください。
The 5 Love Languages: The Secret to Love That Lasts
次にお薦めするのはThe 5 Love Languages: The Secret to Love That Lastsです。
こちらの書籍は恋人、または夫婦での愛情が長続きする為に知っておくべきコミュニケーション術についての書籍になります。
日本でも男女で考え方が異なることからすれ違いが生じ、夫婦関係がうまくいかなくなってしまうという話をよく聞きますが、欧米でも同じ事が起こっています。
しかし本書は日本でよく紹介されている男女の考え方の違いとは少し違った視点で恋愛、夫婦関係の保ち方について書かれています。
この本の中では5つのLove Languagesが紹介されていますが、例としてそのうちの一つをご紹介します。
男性側からすると、夫婦間の愛情を長続きさせる方法として、言葉での直接的な愛情表現をしたり、スキンシップをとる事をあげる人が多いと思います。
女性の中にもそれがLove Languageとして最適と考えている人も多くいます。
しかし、中にはスキンシップや愛の言葉をもらうよりも、家事を代わりにやってもらう事で自分が愛されていると感じる人もいると紹介されています。
男性側からは家事を代わりにやる事が夫婦の愛情となんの関係があるのか全く理解できない人がほとんどだと思います。
しかし、実際に女性側では男性が思うLove Languageとは違うものを欲している場合があるというのです。
このようなすれ違いから夫婦関係が壊れ始めてしまうというのが筆者の主張で、筆者はこの本で紹介している5つのLove Languagesを事前に知っておくだけで、男女のすれ違いを回避する事が可能だと訴えています。
男女の恋愛を長続きさせる事に興味がある人はぜひ一度読んで見てください。
より詳しい解説は下の記事でも確認できるので、気になる方は参照してみてください。
Who Moved My Cheese?
次にご紹介するのは「Who Moved My Cheese?」です。
こちらの本は世界的なベストセラーで、日本語の翻訳版も有名になったのでご存じの方は多いかもしれません。
巨大迷路に迷い込んだ2匹のネズミについてのフィクションの物語です。
迷路内で大量のチーズがある場所を発見し、そこを拠点として2匹のネズミは生活を安定させますが、ある日突然チーズが忽然と姿を消してしまいます。
餌場でいくら待っていても消えたチーズは戻ってこず、空腹に苛まれた2匹のネズミ達はそれぞれの道を選ばざるを得なくなります。
片方は存在するかも定かではない、新しい餌場を探して迷路の先へ進む決心をします。
そしてもう片方のネズミはいつかチーズが戻ってくる事を祈りながら元の餌場に止まります。
さて、その後どちらのネズミが最終的にチーズを得る事ができたでしょうか?
これが人間だった場合どのような教訓が得られるでしょうか?
そんな重要でシンプルな教訓を教えてくれるとっておきの一冊です。
人間は歳をとると変化に臆病になるという性質を持っていますが、変化に対する恐怖に対処する方法も本の中で語られていますので、気になる方はぜひ手に取ってみてください。
本の内容は非常にわかりやすく、比較的簡単な文章で書かれている事もあり英語多読におすすめの一冊になっています。
より詳細な解説は以下のページをご確認ください。
How to American
次にご紹介する本は、香港出身でアメリカに移住して俳優・コメディアンとなったJimmy O. yangさんの自叙伝です。
Jimmyさんはアメリカのコメディーショーでアジア人の文化の違いや、お国柄が出る瞬間などを面白おかしくショーにしているコメディアンで、英語学習者の方はYoutubeにアップされている彼のコメディーショーの動画を見た事があるかもしれません。
本の中でJimmyさん一家がなぜアメリカに移住してきたのか、言葉の壁や文化の壁に苛まれながらどのようにアメリカ社会に適応していったのかが語られています。
Jimmyさんは言葉の壁に苦労した時期が長く、学業も得意ではなかったため、移住して何年もアメリカ社会に適応するのに苦労したようです。
しかし、そんな中で徐々に言葉の違いに適応し、アメリカで自身の居場所を確立していった様子が本の中で語られています。
私も留学初期に言葉の壁や文化の違いで非常に苦労したので、この本の内容に非常に勇気づけられました。
本を読み進めていくと、彼の人生がまるで物語でも読んでいるように感じられ、途中からワクワクしながら読み進められます。
非常に軽い文体で書かれており、特別に難しい表現もないため、TOEIC700点程度でも単語を調べながら十分に楽しむ事ができるのでお薦めです。
こちらの本のより詳しい解説はこちらの記事を参照してみてください。
How to Win Friends and Influence People
こちらの本は英語圏では古典とされている非常に有名な本で、1936年に発刊されてから世界中で1300万冊以上売れて、現在でも年間25万冊以上売れ続けている名著です。
著者のDale Carnegieさんは、元々会社員相手に教育セミナーを行なっていた方でした。
受講生に営業の仕方や社会人としてどのように振る舞うべきかを講演していて、その講演を聞いた出版社が感動し、講演内容を本にして出版する事を持ちかけます。
本の内容は現代社会に沿うように徐々に改変され、現在の社会でも通用するような内容になっています。
内容は、「人々を扱う基本的な方法」、「他の人に自分を好きになってもらう6つの方法」、「人を自分の考え方に引き込む方法」、「相手を不快にさせる事なく人の考え方を変える方法」の4つのパートになっています。
本書で紹介されているテクニックは、どれも言われてみれば確かにそうだと感じるものがほとんどですが、ほとんどの人が実践できていないもの、もしくは真逆の方法をとって失敗している方法ばかりとなっています。
周りを味方に変えて自分の方法を受け入れさせる効果的な方法が書かれている実用書となっているため、すべての人に一度は読んでもらいたい本となっています。
少しでも気になった方はぜひ一度手に取ってみてください。
絶対に後悔しないと思います。
本書のより詳細な紹介は以下のページでもされています。
David and Goliath
次にご紹介するのはDavid and Goliathです。
キリスト教ではない方にとってはピンとこないタイトルになっていますが、David and Goliathはキリスト教の聖書に出てくる物語です。
筋骨隆々で重厚な甲冑を身に纏ったゴリアテ (Goliath)率いる軍隊に攻められた時に、徴兵で集められただけの羊飼いデイビッド (David)がたった一人で、それもたったの一撃でゴリアテを倒して軍隊を退かせたという逸話が聖書に載っています。
この逸話を元に、本書では、一見叶うはずもない相手・状況にどのように立ち向かい、勝利を得ればいいのかが書かれています。
本書の中では例として、弱小バスケチームがアメリカの全国大会に1年目で出場するまでの快進撃などが紹介されており、現代でもDavid and Goliathのような一発逆転劇を起こせる事が説明されています。
実際に多くの場面でこの考え方は適用でき、どのように適用していけばいいのか実践的な話が語られています。
自分には特別な能力がない、自分は頭が良くないと思っている人にとって目から鱗が剥がれる体験ができる至極の一冊になっています。
ぜひ手に取ってみてください。
より詳細な解説は以下のページを参照してください。
Moonwalking with Einstein
次にご紹介する本はなんとも不思議なタイトルの本です。
アインシュタインとムーンウォーキングするってどういうこと?と思われたと思いますが、邦題は「ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由」となっており、本の内容が非常にわかりやすいものとなっています。
そうです、この本の中身は素人から記憶術を習得した著者の実体験を記したものです。
誰しも一度は記憶力がもっとよければなと思った事があるでしょう。
私も類に漏れずその一人です。
記憶力コンテストの優勝者がたったの1分で何十枚ものトランプのカードの順番を記憶する様子をテレビで見て、一体彼らの頭の中はどうなっているのだろうと不思議に思った事がきっかけでこの本を手に取ってみました。
きっと元々頭のいい人達が記憶力のトレーニングを積む事で、あの驚異的な記憶を可能にしているのだろうと思いながら読み始めてみた本書ですが、読み進めていくうちにどうやらそうではない事がわかってきました。
遠い昔、まだ紙が貴重だった頃に、口頭で知識を後世に伝えていた時期がありました。
その時代に、特殊な方法を使えば記憶を長く保たせる事ができる事が発見され、その方法は記憶術として人々に使用されていました。
しかし、紙が普及して知識を紙に記して記録される事が増えてから、記憶術が使用される事がすっかりなくなってしまいました。
本書ではそんな忘れ去られた記憶術を紹介しながら、著者が実際に記憶力コンテストに出場し、全米の大会で優勝するまでの実体験が語られています。
読み進めているうちに、なぜ洋書の方のタイトルがあんなに変なタイトルになっているのかを理解できるようになります。
本書で紹介されている記憶術には我々の実生活でも大いに活用できるものがあり、暗記が苦手だったり、資格試験が迫っている人などに最適なものが多く存在します。
記憶力に興味のある方はぜひ本書を一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
より詳細な解説は以下のページから見ることができます。
今回ご紹介する洋書は以上になります。
もし上記以外の洋書で、英語リーディングに最適なものを知っている方はぜひコメント欄で教えてください。
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